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支援事例集

労務(法務)と臨床心理という二重の専門性を活かし、企業の人と組織の課題を解決してきた事例をご紹介します。実際のご相談内容は個人・企業が特定されないよう再構成しています。

01休職・復職支援

メンタル不調における休職・復職を円滑化したケース

お悩み

「主治医から『復職可能』の診断書が出たので復職させたが、数週間でまた倒れて再休職…」「現場から『もう受け入れられない』と悲鳴が上がり、人事も対応に疲弊している」

当オフィスのアプローチ

労務的視点

休職・復職規程の改訂による休復職ルールの整備。「勤務情報提供書」や「両立支援カード」を導入し、会社の要求水準と医療の見立てを一致させるプロセスを整備。

心理的視点

主治医の診断書の行間(医療的判断)と現場の業務負荷(組織的判断)のギャップを分析。管理職に対して「どのような負荷から慣らしていくべきか」の具体指導を提供。

得られた成果

  • 再休職率ゼロ(復職プロセスの安定化)
  • 人事・管理職の対応コストと精神的ストレスの激減
02処遇改善・キャリアパス

現場の不満・退職を防ぐ「処遇改善加算拡充」とキャリアパス再設計

お悩み

「国から加算がつくのはありがたいが、職種ごと(介護職・看護職・事務職)の賃金バランスをどう取ればいいかわからない」「給与を上げても『あの人だけずるい』と社内がギスギスして離職につながってしまう」

当オフィスのアプローチ

労務的視点

令和8年度改定(加算対象の拡大・上乗せ区分)に対応したキャリアパス要件・基本給ベースアップの設計。

心理的視点

制度改定時に発生する「職種間の不満・被害感情」へのケア。経営陣が「なぜこの分配にするのか」を納得感をもって現場へ伝えるための対話への支援。

得られた成果

  • 加算額の最大化(年間数百〜数千万円規模の原資獲得)
  • 職種間の不公平感の解消と離職率の大幅低減
03ハラスメント予防・管理職育成

優秀な社員の離職を防ぐ「多面的ハラスメント予防」と「管理職の対話力強化」

お悩み

「ハラスメント対応を強化したいが、指導が甘くなって現場の生産性が落ちるのは困る」「管理職が『何を言ってもパワハラと言われる』と委縮してしまい、適切な指導ができていない」「2026年のカスハラ・求職者ハラスメント義務化への対応も不安」

当オフィスのアプローチ

労務的視点

2026年義務化(カスハラ・求職者セクハラ含む)に対応したハラスメント防止規程と初期対応フローの構築。

心理的視点

単なる「やってはいけないこと(べからず集)」の研修ではなく、管理職の防衛的感情やストレスを臨床的にケア。「心理的安全性を保ちながら、言うべきことを伝えるフィードバック技術」を伴走指導。

得られた成果

  • ハラスメント紛争・離職リスクの未然防止
  • 管理職の過剰な委縮をなくし、健全で強い組織風土づくりを実現
04M&A・労務DD・PMI

M&A・経営承継に伴う「労務DD(デューデリジェンス)」と買収後の組織統合(PMI)支援

お悩み

M&A(企業買収)にあたり、対象会社に「隠れ残業代」「名ばかり管理職」「ハラスメント」等の潜在的労務リスクがないか精査したい。買収後、両社の就業規則や賃金体系の違いから、買収先のキーマンや優秀な社員が離職してしまう懸念があった。(対象業界:M&A・IPO準備・組織再編を進める先進企業)

当オフィスのアプローチ

労務的視点

潜在的労務負債の徹底洗い出し(労務DD・高度法務)。過去3年分の勤怠データ・給与計算・36協定・就業規則・ハラスメント履歴等を精査。未払い残業リスク、管理監督者性の否認リスク、安衛法違反リスク等を定量化(金額換算)し、未然にリスクを防ぎました。

心理的視点

買収後の組織統合(PMI)において、独自アセスメント「深層組織MRI」を導入。買収先組織に潜む「無意識の抵抗感・不安・防衛機制」を可視化し、新経営陣と現場社員との摩擦を最小化する統合・対話プロセスを設計しました。

得られた成果

  • 数千万円規模の法的労務リスクを事前に特定し、適切な買収価格の適正化およびリスクヘッジが可能に
  • PMI(買収後統合)におけるキーマンの離職率0%を実現
  • スムーズな組織文化の融合と事業シナジーの早期創出に貢献
05組織サーベイ・風土改善

独自サーベイ(engageEX / 深層組織MRI)を用いた「離職の根本原因」特定と組織風土改善

お悩み

一般的な従業員満足度調査を行っても「給与・残業への不満」など表面的な結果しか出ず、施策を打っても効果が出ない。中堅層の離職が止まらず、組織内で「表向きは従順だが、裏で不満が渦巻いている(静かな退職)」という重苦しい雰囲気が蔓延していた。

当オフィスのアプローチ

労務的視点

制度改定と臨床的フィードバックの二輪駆動(法務・処方箋)。アセスメント結果に基づき、形骸化していた評価・等級制度をジョブ型・JD-R理論に基づいて再設計。同時に、経営陣・管理職に対する「組織の心理的処方箋」を提示し、1on1対話の質を根本から変革しました。

心理的視点

多角的サーベイ「engageEX」「深層組織MRI」による立体解析(アセスメント)。真のエンゲージメント測定(engageEX)と、組織の防衛機制・隠れた心理構造を捉える「深層組織MRI」を実施。一般的なアンケートでは見えない「現場管理職の孤立感」と「経営陣への心理的不信の構造(強すぎる組織防衛)」を特定。

得られた成果

  • サーベイ導入後、1年間で離職率が18%から4%へ急減
  • 「言いたいことが言える」心理的安全性が確立され、現場からの自主的な業務改善提案が活性化
  • 定期的なモニタリングにより、組織の「未病」段階で労務トラブル・メンタル不調を未然に防ぐ体制が定着